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Kusikia si kuona No.6

相澤俊昭


 

相澤 俊昭(あいざわ としあき)




キリマンジャロ登山・マチャメルート①


先月、久しぶりにキリマンジャロ登山に行ってきました。前回、登ったのが今年の1月だったので、約10か月ぶりです。今回登ったルートは通称“ウイスキールート”と呼ばれる“マチャメルート”です。とにかく景色が雄大で、見どころも多く、私の中ではキリマンジャロ登山の一番のお勧めルートです。このルートは山小屋泊ではなく、全行程テント泊になります。キャンプ地のロケーションも良く、キリマンジャロの壮大な景色が眺めることが出来ます。

モシからマチャメゲートへ移動し、まずは入山手続きを済ませます。登山開始の1日目はマチャメキャンプまで木々が鬱蒼とした熱帯雨林の中を、約5時間ほどかけて歩きます。始めの数十分は車も通れるような広い道を歩いていき、その後、狭い登山道に入りますが、ちゃんと整備されているので歩きやすいです。熱帯雨林の中を歩くので、雨に降られることがあります。レインスーツ、バックカバーなどは必須です。しばらく歩くとこの日のキャンプ地のマチャメキャンプに到着です。

登山2日目はシーラキャンプまで歩きます。最初は岩場の急な登り坂がしばらく続きますが、ちょっと視線を左にやるとシーラ台地の山々が見えます。この辺りまで来ると森林限界に近づき、背の高い植物は少なくなってきて、途中様々な高山植物を見ることが出来ます。この日は急な登り坂が続き、大変ですが、キャンプ地に着くと、眼下には雲海が広がり、遠くにはメルー山が見えます。遠くに沈んでいく夕日も美しいです。

登山3日目は高度順応を兼ねた日程になります。4,640mのラーヴァタワーを超えて、バランコキャンプまで歩くルートです。この辺りから高山病の症状が出始めてくる人もいるでしょう。とにかく、ゆっくりポレポレで歩くことが大切です。ここまで来ると植物はほとんど見られなくなり、砂礫の荒野が広がります。目の前にはキボ峰が聳えています。この日の最高地点、ラーヴァタワーのふもとに着くと、高度順応を兼ねて少しの間、休憩します。この溶岩で出来たラーヴァタワーは往復約1時間ほどで登ることも出来るそうです。ただ、この辺りは空気が薄いので結構しんどいです。あまり無理はしないでください。ラーヴァタワーを過ぎてからはバランコキャンプまでは谷を下っていきます。この道沿いにはジャイアントセネシオが群生しており、この日の見どころの一つです。キャンプに着くと正面にはバランコウォールがあります。谷間にあるキャンプで圧倒されるような風景です。

登山4日目はバランコキャンプからカランガキャンプを通って、バラフキャンプまで谷を越えていく、体力のいる区間です。バランコキャンプを出発して、まずはバランコウオールを登ります。高さ70mほどの絶壁でちょっと怖いですが、ガイドの指示に従い、ゆっくり登っていけば大丈夫です。私たちの横をポーターは荷物を頭の上に載せてすいすい登っていきます。はっきり言って凄いです。バランコウオールを登ると正面にキボ峰が見えます。ここからキリマンジャロを横断するように、いくつか谷を越えて、一気にバラフキャンプまで上がります。カランガキャンプまでは登って下っての繰り返しです。体力がいりますが、がんばりましょう!バラフキャンプまで着くと、キボ峰が目の前に見えます。

続く

(2012年11月15日)


*;『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。  

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