サファリの記録

サファリの記録


  
*マハレ国立公園のチンパンジーサファリ*

その1(チンパンジーに会う前の楽しみ)


高崎和美さんより☆2012年9月


 2012年9月16日の夕方5時頃、マハレ国立公園の受付所があるビレンゲに到着しました。キゴマを出て約12時間、夕日がタンガニイカ湖の西に傾いていました。少し坂を登ったところにレンガ積みのオフィスがあり、入園料と国営ロッジ宿泊料、チンパンジートレッキングのガイド料を払い、無事入園です。この日は朝5時に出航し、船中で朝日と夕日を眺めての到着。感慨無量です。

 それからさらに船旅は続き、美しい夕日が沈むのを見送った直後の午後7時ころ、夕闇が迫る中を、チャーターした小舟は、国営ロッジのあるカシハの浜に到着しました。

 タンガニイカ湖の岸に沿ってキゴマから南へ約140キロメートルの先にあるマハレ半島の大半がマハレ国立公園に指定されています。そこは、乾季でも緑があふれる深い森、霧に煙る最高峰ンクングエ2360メートルを擁するマハレ連峰と、その山と森から流れるたくさんの川がある美しいところです。しかし岸辺に平地がほとんどなく、もともと人口は非常に希薄で、数人から10人程度の小さな集落が点在するだけの地域だったとのこと。

乾季のマハレの森

 私たちは、キゴマからタンガニイカ湖を行く船の旅が楽しみたくて、キゴマで小型船をチャーターし、それと同時にコックさん1人を雇って丸一日かかって湖上をマハレに向かったのでした。

 国立公園内には、民間の高級ロッジ(1泊400ドルから900ドルと言われます)が3つと、タンザニア国立公園当局が提供する観光客用のロッジ(一人1泊10ドル)があります。私たちは、カシハにある国立公園直営のロッジに泊まりました。着岸した砂浜から30メートルほど藪の中を進むと、ロッジが点在。マンゴーの木、アブラヤシの木、グアバの木など有用植物が大きく育っていることから、ここはもともと村があったのだなとわかります。残念なことに、現在、地域住民は全員退去させられて、公園の外に住んでおり、カシハに住むことを許されるのは公園職員とその家族に限られるとのことでした。

 さて、ロッジは、シャワーとトイレのついたベッド2つの部屋(ダブル)が2つくっついた戸建てが5棟で、合計20名が泊まれるようになっていました。ロッジに囲まれるようにして円形の食堂(廊下続きでコックさんの作業場がある)があり、そこで食事を取りました。


カシハの浜からマハレ山脈を望む

 食堂には蛇口が備えられ、水で手を洗えますし、LEDの電灯が明るくともります。居室は水洗トイレと水シャワーが使えて、蚊帳付きベッドがあります。金属製の網戸もあって部屋の中で蚊は一度も見ませんでした。水は、湖水を電気でタンクにくみ上げているので飲むことはできませんが、体を洗うには十分きれいでした。

 チンパンジーも楽しみだけど、おいしい食べ物、寝る場所、水とトイレがお手頃な値段で確保されるのが大切。この点、JATAツアーズにお願いしてコックと船を雇い、国立公園直営ロッジに泊まったのはとてもよかったです。コックさんはキゴマで生きた鶏を含む食料を買い込み、毎日、いろいろと趣向を変えて食事をきちんと出してくれました。タンガニイカ周辺はおいしい米がありますから、日本人にとってはとても安心なのです。出てきた料理は基本はトマト味で、1日目はキゴマで買って下煮してあったらしい牛肉の焼き物、スパゲティ、次の日から鶏の煮込み、煮込んで柔らかくなった鶏の唐揚げ風、キャベツ煮込みなど。そして、キュウリ・タマネギ・ピーマン・にんじんのサラダ。どれもおいしかったです。

 一日目の夜の腹ごしらえをして、明日のガイドに決まったガイドのレイモディくんにチンパンジーの様子を聞くと、「今日は、南から進んできてカシハに向かっているようだ。すぐに見えるだろう。ガイドは8時から開始する。8時に出発して見逃さないようにしよう」とのこと。長い船旅の疲れも忘れ、安心して床につきました。


カシハの浜辺を歩く

 高崎さんたちのダルエスサラームからキゴマまでの旅の様子はこちら。

「すばらしい眺め キゴマからムワンザへプロペラ機で行く旅」



そしてチンパンジーをめぐる旅の続きはこちらへ。

「いよいよチンパンジー」

「地元の人と会いました」





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