最新リゾート情報(2009年7月)



No.23

美しい海に囲まれた大人の隠れ家-ポレポレリゾート
Pole Pole Resort(Mafia)
 車は、マフィア島の舗装されていない白い道を進んでいく。対向車はほとんどない。空港のあるキリンドーニの町にはのんびりとした活気があり、道行く人々はみな、おだやかな表情をしているように感じた。建物が低いので、空が大きく広がっている。しばらく行くと背の高いヤシが並んで風に揺れているのが見えてくる。

 ポレポレリゾートはキリンドーニから車で30分ほどのマフィア島海洋公園の中にある。Karibuni(ようこそ)の看板のある椰子の葉葺きのフロントの前では、マネジャーのイギリス人のリンさんとタンザニア人のゼニーさんが笑顔で待っていてくれた。まるで日本の旅館のようだ。ウエルカムドリンクの椰子の実ジュースをいただく。

 ここの7つしかないコテージはすべて地元の木材や椰子の葉など、自然に還る素材でできている。地元の大工さんが建てたそうだ。知る人ぞ知る、でもその界隈では結構名立たるエコリゾートなのだそうだ。ここで出る排水も有効利用されているということだった。
 部屋にはプルメリアの花があしらわれ、芳香を放っている。ゆったりとしたベッドの周りはゆったりとした蚊帳でおおわれていて、いい夢が見られそうだ。海の見えるベランダにもザンジバルベッドが置かれ、海風に吹かれながら昼寝をすることもできる。もっともこの時期は風が強くて涼しく、そういう雰囲気ではなかったけれど。

 オーナーはイタリア人なので、食事はイタリアンテイスト。できるだけオーガニックのもの、地元で取れるものを使っているそうだ。昼はイタリアンの3コース、夜は4コース(前菜、パスタ、メイン、デザート)ということだったが、わたしたちの泊まった1泊目の夜は、週に1回というスワヒリメニューの日だった。前菜はサモサで、メインはワリナマハラゲ、サマキ、ニャマ(ご飯と豆や魚や肉のシチュー)というコースで、ちょっと違った食事を期待していたわたしは、いつも家で食べているのと変わらず、残念であった。どれも味はよかったので、タンザニア料理を食べる機会の少ない人なら楽しめるだろう。夕食の量は多めである。翌日の夕食は、オクトバス(蛸)サラダから始まるイタリアンメニューで、爽やかな味付けでおいしくいただいた。ちょっと一味違った工夫された料理がおしゃれな盛り付けで出され、にこやかなスタッフのサービスによる楽しい食事時間であった。昼食、夕食時には、いつも違った種類のおいしい自家製パンが味わえた。夕方、散歩から戻ったときなどには、手作りクッキーつきのコーヒー、紅茶もいただける。

 アルコール類は有料だが、毎夕午後6時をすぎると、スタッフがドリンクの御用聞きにコテージまでやって来る。ビールを頼んだら、バナナチップスのおつまみつきで持って来てくれた。ベランダで満月で輝く海を見ながらいただくのは、格別だ。
 マフィア諸島はたくさんの小さな島々で成り立っているので、風が強い時季でも、湾の中は落ち着いているそうだ。さんご礁も美しいこの辺の海はダイビングのメッカでもあるのだ。同時期に宿泊していた白人カップルはダイビングでの海の素晴らしさを絶賛していた。ガイドつきのダイビングのパッケージもあるし、初心者向けの5日間のダイビングコースもある。また、サメやクジラウォッチング(10月から3月を除く)、魚釣りなどの手配もここで頼める。

 海で泳いだり、もぐったりしなくても、対岸のチョーレ島やジュアニ島などの島巡りをして、遺跡を見たり、村の散策をしたり、船造りを見学したりといろいろな楽しみ方がある。マフィア島内のドライブもおもしろそうだ。

 宿泊費に含まれていない小旅行などには別料金が必要だが、マネージャーがいろいろと相談にのってくれるだろう。

 遠出をしなくとも、浜辺をちょっと歩くとマングローブの林が現れる。曲がりくねったマングローブの樹の間を歩き、そこに生息する蟹、貝などの小さな生き物たちに出会うだけでもリフレッシュするのでは。海が見えるコテージでマッサージ(別料金)も受けられる。

 アットホームな雰囲気、でも押し付けがましくない。笑顔で迎え入れ、「ご自由にどうぞ。いつもわたしたちはここにいますから」というスタンス。自然素材の寛げるコテージで波の音を聴きながらすごすという贅沢。大人の隠れ家と言ってもいいだろう。ハネムーナーにもおすすめだ。

 


   *料金*シングル$299、ツイン$460(3食、空港送迎付)
   

















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