最新リゾート情報(2010年11月)



No.27

 海を見下ろす白い建物―オールド・ボーマ(ミキンダニ)
Old Boma (Mikindani)
 
   タンザニア南部の海岸沿い、モザンビークの国境にも近いムトワラ州にあるミキンダニ。ここも昔はインド洋交易の一端を担う港だった。18世紀からはフランスの植民地だったモーリシャスやレユニオンのサトウキビプランテーションに奴隷を送る基地となったそうだ。

 その後、ドイツ領となったときに、ビスマルク丘と名づけられた海を見下ろす丘の上に1895年に南部総督府として建てられた建物が、今は瀟洒なオールドボーマホテルとして生まれ変わっている。歴史の中でほおっておかれていたこの建物をイギリス系のNGO(Trade Aid)が買い取ってホテルとして復活させた。
 ここをベースにして地域振興のための養蜂や植樹、ハンディクラフト製作や販売なども行っているという。

 部屋は8室。最後の3回目のアフリカ探検はミキンダニから上陸したというリヴィングストンや国父ニエレレのほか、ドイツの総督、イギリスの総督、リヴィングストンの遺体をザンビアから運んだ従者の名前などが、各部屋に付けられている。

 部屋は天蓋つきのベッド、ザンジバルチェストなどスワヒリ海岸風の家具がおかれ、ゆったりした造りだ。エアコンはないが、爽やかな風がよく通る。バスタブ(シャワーのみの部屋もあり)やシンクもアンティークな雰囲気。
 バルコニーつきの海の見える部屋はハネムーナーにもいいだろう。部屋が海に面していなくても、本のたくさん置いてあるくつろぎのスペースには、ベランダがあり、海を見ながらグラスを傾けることもできる。

 食事はプールサイドのレストランで。注文してから食事が出てくるまでにちょっと時間がかかるのが、難だったけれど、カレーなどのインド系煮込み料理がとても美味しかった。

 日中はプールで水浴び?をするカラフルな鳥がやってきた。プールサイドの大きな木にはリスがいた。また、ホテルの裏手の林では、サルの親子の姿も見えた。

 ミキンダニのスワヒリ文化の香りの残る小さな町の散策もおもしろい。海洋公園も近く、シーラカンスも棲むという海は、シュノーケリング、ダイビングなどにもいいらしい。季節によって(7月から10月ころ)は、クジラウォッチングもできるかも。
 歴史を感じるホテルでのんびりと海風に吹かれているだけというのも贅沢で、乙な過ごし方かもしれない。



  <宿泊:朝食付き>
・シングル:Tsh125,000
・ダブル(ツイン):Tsh150,000~200,000
・トリプル:Tsh238,000














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