最新リゾート情報(2011年8月)



No.28

 太古からのレインフォレスト・アマニ自然保護区(タンガ)
Amani Nature Reserve (Tanga)
 
   タンザニアの北東、タンガ州にあるウサンバラ山脈。約2億年前にできたといわれるここは、長期にわたって熱帯雨林が保たれてきたため、生物多様性のスポットのひとつとされているそうだ。アマニはその東側にあたる。

 しかし、原生林ではなく、1890年代初頭、当時統治していたドイツがここに植物園をつくろうと計画し、いろいろな木が持ち込まれたそうだ。商業、鑑賞目的などで持ち込まれた木600種類のうち、今でも450は生きているという。もちろん、固有種も多くある。

 植物だけでなく、爬虫類や、昆虫、鳥類も数多くいるここは、1997年にアマニ自然保護区に指定された。

 アマニ自然保護区へはダルエスサラームから車を走らせると7時間ほど。バスならダルエスサラームからタンガ行きに乗り、タンガから40kmほど手前のムヘザ(Mheza)下車し、そこからミニバスで行ける。

 保護区に入るとその受付近くにはドイツ領時代に建てられた建物が残っていた。博物館になっているそうだ。
 宿舎に着くまでの道がなかなかすごい。片側が鬱蒼とした絡み合う森林、片側ががけっぷち、という未舗装のくねくね道路をずっと車で登っていくのはなかなかスリルがある。でも、ときどき、民家やトウモロコシなどの畑や、小さな店などが現れ、保護区の中の村の生活が垣間見られる。

 宿舎と保護区のオフィスのある場所は、標高780mとそれほど高くはないのだけど、緑の香りを含んだ空気がひんやりとしていて、胸いっぱいに吸い込みたくなる。
 部屋も簡素だけれど、トイレ、シャワー、蚊帳とついていて、お湯も出る。食事は村のママたちの家庭料理といったメニュー。晩御飯は、揚げ魚の切り身と野菜のトマト煮込み(ムチュージ)とマハラゲ(お豆の煮物)と青菜の炒め物に白ご飯がたっぷりと。あたたかな美味しさ。

 初日の夜は森林ナイトウォークに出かけることに。ガイドのカジルさんとその助手のマリアさんが付いてくれる。
 懐中電灯を片手になだらかな山道を行く。両側には背の高い木が生い茂り、外灯などは無論ない。しばらく行くと、カジルさんが、ほれ見てごらんと、懐中電灯を示した。

 その先にはおお、ちいさなカメレオンが。ピグミーカメレオンだ。  こちらの鮮やかな緑色は、スリーホーンカメレオン。三つ角がはっきり見える。 ほかにも羽に目が書いてあるような蛾もいた。  しばらくすると、カメレオン探しのコツをつかんで、ガイドさんに頼らずに自分で見つけられるようになる人も。そんなこともナイトウィークの楽しみ方の一つ。
 全部で1時間くらい。とても緩やかな山道をゆっくり歩いたので、疲れたりすることもなく、腹ごなしにもなった。

 また、セントポーリアという観賞用の花として知られる植物はこの地域原産だそうで、その源をたどりに行く鬱蒼とした森歩きも楽しい。

 そのほかにもアマニの楽しみ方はいろいろある。滝を見に行く。スパイス畑ツアー。紅茶農園ツアー。バードウォッチングなどなど。

   宿舎のそばには、地域の人たちが朝晩牛乳を運んでくる協同組合のやっている牛乳集荷所があった。これがダルエスサラームでも手に入るタンガフレッシュというパック入りのフレッシュミルク加工所へと運ばれるそうだ。ほかにも村人たちの働く紅茶農園や、植林のための苗木を育てている場所、養蜂や蝶を育てるプロジェクトなども保護区内にあり、地域の人びとが持続可能な取り組みをすることによってアマニの自然が保たれていくのだろうと感じた。



☆宿泊 1泊朝食付きTsh15,000 昼食、夕食それぞれTsh5,000(1円=約Tsh20)
☆入園料 1人 $20(ガイド料は別途必要)

















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