最新リゾート情報(2012年12月)



No.33

マサイの聖地にお邪魔する‐ナトロン・テンテッド・キャンプ(ナトロン湖)
Natron Tented Camp (Lake Natron)
 
   草原の向こうのナトロン湖、とそれに連なるなだらかな起伏の山を眺めながら朝食をとる。林のあちこちからさまざまな鳥の声が響いてくる。

草原の向こう側から陽炎のように揺れるなにかが、だんだんと近づいてきた。それは赤いマサイの装束をまとった男性の姿となり、わたしたちの方へ近づいてくる。映画のワンシーンを見ているようだ。彼は、わたしたちの泊っているナトロン・テンテッド・キャンプのスタッフのひとりだった。草原の向こうにある村に住んでいて、毎日通ってきているのだ。

 ナトロン湖から6kmのこのキャンプの従業員は全員マサイである。若い男女が多い。 ロッジは簡素なつくりで、部屋は日中でも薄暗いが、昼間はナトロン湖や滝に出かけているので、あまり関係ない。プールもあるし、ロッジの前の椅子に座ってのんびりするのも気持ちがいい。テントを持ち込めば、1人$10で泊れるキャンプ場もある。

 ここで使っている水は近くの滝から引いてきている。ロッジの中にも澄んだエンガレセロ川が流れている。電気は6時半から9時半の間だけ灯る。

 夕食前には、レストランの前の庭でマサイの伝統的火起こしを見せてくれ、体験することもできる。その後、マサイの文化の説明コーナーもあり、。成人儀礼のことなどを話してくれる。英語を話さないマサイのモラン(戦士)がゲストとして現れ、彼の話をスタッフが英語に訳してくれた。森に入り、特別な薬を飲むことなど。ついつい話に熱が入り、夕食開始の時間がちと遅れてしまうこともあったけど。

 夕食は、前菜、スープ、メイン、デザートのコース。贅沢さや凝った感じはないけれど、素材の味を生かしたおいしさがある。カラメルプティングのデザートも見た目はいまいちだけど、味はよかった。

 キャンプで、ナトロン湖ウォークや滝ウォークなどのアクティビティをアレンジしてもらえる。活火山なので、状況にもよるが、マサイの神の山、オルドイニョ・レンガイに登ることもできる。上記のアクティビティー料金$10~(1人)は、エンガレセロのコミュニティセンターに支払われ、環境保護などに使われるそうだ。

 アクティビティのガイドさんも含め、矜持を持って媚びずに自分たちの文化に胸を張っている気持ちのいいマサイ人たちに会うことができる、自分もこのマサイたちの守る自然と文化の一部分として溶け込めそうなゆったりとした気分になれる宿である。





  料金 (3食付1泊)
        $320(シングル)   $400(ダブル/ツイン) $520(トリプル)
※上記の料金はピークシーズンのものです。入園料が別途必要となります。
       
 














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