タザラ駅

タンザニア
旅行トピック
(2004年)

セルーのゾウ"

4.混乱続くワイルドライフ


 昨年12月に経営が突然交替して、年末年始のピークシーズンに大混乱をもたらしたことは記憶に新しい。新旧の経営者がお互いの引継ぎをちゃんとしなかったお陰で、多くの旅行社は新旧の経営者に宿代の二重払いをする羽目になり、私事ではあるが、弊社は未だ旧のオーナーから払い戻しを受けていない。
 それから1年経ってまた、運営が変わるという事件があった。オーナーはタンザニア国籍のインド人で、経営は南アの会社だったのが、その南アの会社の契約が1年で打ち切られたという。すわ、また年末年始の混乱かと、気が重たくなったのだが、南アの会社の運営でロッジの改装は遅々として進まず、オーナーは業を煮やして契約を打ち切り、直接経営に乗り出したのだと言う。
 それからというもの、予約しても支払わない限り予約は確定せず、いったん払われたお金はキャンセルの理由如何を問わず、一切返金されないということになった。日本の台風で羽田を飛び立てず、タンザニアに到着できなかった人の宿泊費も食費を含めて払い戻さないという横暴さである。タンザニアの旅行業界でも不満の声は大きい。ただセレンゲティ、ンゴロンゴロでは絶対的なロッジの数、ベッド数が限られているので、それでも商売は成立つ。旅行社としてはお客様に被害を及ぼさないよう、出来るだけ支払を遅らせるのだが、ある日突然団体が入って予約が飛ばされるということが起こる。
 セロネラもンゴロンゴロもワイルドライフ・ロッジは最も古いだけあって、最高の立地条件を誇り、セロネラは野生動物が最も多く集まる地域、ンゴロンゴロはクレーターの外縁に立ち絶景という条件に恵まれ、セレーナよりソパよりもいいのだが、このままの状態ではお客様に売るのが難しくなっていく。タンザニアの宝を何とかしないといけないと強く思う次第である。(2004年12月)

 

3.ワイルドライフやっと値下げ


 昨年の12月に突然オーナーが代わり、2~3倍に値上げされたワイルドライフ・ロッジが3月半ばにやっと値下げされた。ツイン3食付で$200という相場である。以前より少し高くなったが、ソパ・ロッジより高く、セレーナ・ロッジに匹敵するというような逆転現象はなくなった。 またシングル追加というのがなくなり、シングルは$100だから、シングル利用者にはよくなった。
 一切改装もせず、いきなり倍以上に値上げという無茶さに、弊社も3ヶ月間全くお客様に紹介しなかったが、これでエコノミーなサファリを求める方、更に立地条件がいいのでいる多くのファンを落胆させないで済むようになった。とりあえずほっとした。
 ただ旧オーナーからは未だ返金がされていないので、弊社の戦いは終わらない。(2004年3月)



2.セルーお座敷列車


列車の内装  昨年12月末、クリスマス休暇のころから、セルーとミクミに列車で行くサファリが始まった。主催はルアハを本拠地とし、ムフィンディ、ミクミ、バガモヨに展開し、今年はカタビ、セルーにもキャンプを設け、タンザニア南部の国立公園制覇を目論むFox Trek。
 タンザン鉄道を利用し、専用に改造した客車1両を小さな機関車に牽かせ、セルー動物保護区まで出かけ、日帰り往復する。あるいはキダツまで行って、車が迎えてミクミに出かけ、2泊後また列車で戻るという方式である。
 日帰りセルーの旅を紹介しよう。日曜日朝08:30にタンザン鉄道ダルエスサラーム駅に集合。09:00発。途中でザンビアから来た列車とすれ違いながら、セルー保護区に向かう。13時頃昼食が出るが、その頃はもう保護区の中。 動物を車窓から眺めながら昼食。フガ駅、または保護区の本部のあるマタンブウェ駅まで行って、引き返す。往復10時間の列車の旅で、19:30にダルエスサラーム駅に戻る。
改造された客車には、22人分のソファが置かれ、トイレはもちろん、シャワー、バーもあってアルコールや飲み物が振舞われる(有料)。床にはじゅうたんが敷かれ、子供たちは床でトランプなどをやっている。日本でいうお座敷列車の感覚で、昼食付き$100(子供半額)はお勧めと思う。
列車の外装    今回私たちが見た動物は、ゾウ、キリン、ヌー、シマウマ、エランド、ハーテビースト、インパラ、イボイノシシ、イエローバブーンの9種類で、やはり走る車窓からライオンなどの肉食獣は難しいが、Fox家によれば2週間前にはリカオンが見られたという。動物だけを考えると物足りないかもしれないが、列車に乗ってノンビリ動物を見ながら飲むというのは悪くないと思う。また1人、2人の旅人には車を借り切って1泊2日でミクミに行くより安く手軽だろう。まだ始まったばかりで定期的にはなっていないが、好評で固定化されると楽しみが増えることになる。 (2004年2月)




1.ワイルドライフ売却その後


 12月にお知らせした、セレンゲティ、ンゴロンゴロ、マニヤラ湖にあるワイルドライフ・ロッジのその後の状況をお知らせする。今だ落ち着いたわけではないのだが。
 オーナーとなったのは、タンザニアでガソリンスタンドのチェーンを経営しているインド系タンザニア人で、南アの旅行業者が経営を担当している。Hotel & Lodge Ltd.というのが新しい経営会社の名前である。
 結局12月の予約は全部やり直すことになり、前の経営会社(TAHI)に支払った予約金は全く無効になり、全て二重払いさせられた。今は多くの旅行業者がTAHIに返金の要求をしている最中で、無事戻れば良し、戻らない場合は裁判になるだろう。
 さて現在のワイルドライフはどうなっているのかというと、そこそこお客は入っているらしい。全く改装もせず、料理が多少良くなったからと言って、そこにお客さんを送る勇気はないが、何せセレンゲティ、ンゴロンゴロに数あるロッジの中で、最も立地はいいから、妥当な料金が出てくれば、またお客さんを送ることになるだろう。参考まで3つあるロッジの系列のに現在の料金を掲げる。
   ☆ツイン3食付き
    ・ワイルドライフ:$330(以前は$220)
     ・ソパ:$280
    ・セレーナ:$385 (2004年2月)
 

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